親知らずの抜歯
「親知らずは抜いた方がいい」そんな風に思っている方が多いと思いますが、必ずしも抜歯しなければならないわけではありません。
親知らずが横や斜めに生えてきてしまい、歯ブラシも届きにくいため細菌が繁殖しやすく、虫歯になったり周りの歯肉が膿んだりして痛み出すことも多いです。
そのため、親知らずは抜く必要がでてくることがよくあります。
ただ、真っ直ぐ正常に生えており上下がしっかりと噛み合い、問題なく歯磨きが出来る親知らずは無理に抜歯する必要はございません。
Oral Surgery
「親知らずは抜いた方がいい」そんな風に思っている方が多いと思いますが、必ずしも抜歯しなければならないわけではありません。
親知らずが横や斜めに生えてきてしまい、歯ブラシも届きにくいため細菌が繁殖しやすく、虫歯になったり周りの歯肉が膿んだりして痛み出すことも多いです。
そのため、親知らずは抜く必要がでてくることがよくあります。
ただ、真っ直ぐ正常に生えており上下がしっかりと噛み合い、問題なく歯磨きが出来る親知らずは無理に抜歯する必要はございません。
当院でも抜歯が可能ですが、症例によりご紹介となります。また歯科用C Tを用いての診断を推奨しております。また保険適応となります。
口を動かそうとする時、耳の前あたりや、顎の筋肉が痛む、または大きく口を開けられない・開けるのが怖い、口の開け閉めの際に音がして気になる、などの症状があれば、それは顎関節症かもしれません。
顎関節症は、単一の病気ではなく、咀嚼(そしゃく)筋痛障害、顎関節痛障害、顎関節円板障害、変形性顎関節症といった疾患の総称となります。関節円板とは骨と骨の間でクッションの役割をしている組織で、ものを食べたり口を開けたりしたときに顎(あご)が痛む、口が開かない、顎を動かすと「カクン、カクン」と音がするなどの症状が出ます。
睡眠中の歯ぎしりや強い食いしばり、外傷、噛(か)み合わせ不全などが原因になることが多く、大半はセルフマネジメントで治せます。無意識に上下の歯を噛み合わせていないかをこまめに確認し、同じ姿勢をとり続けたり、ほおづえをついたりしないようにしましょう。1~2週間たっても症状が改善しないときは専門医に診てもらうのがいいでしょう。
当院では治療が可能ですが、症例により、ご紹介となります。顎関節体操の指導とマニュピレーション、バイオプレート(マウスピース)を推奨しています。また保険適用となります。
重度に進行した歯周病に対して施す処置で、歯周ポケットの奥深くに歯石が付着している場合、目視で確認することができない為、歯茎を切開し、目視にて確認できるようにした上で、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)を行います。
FOP(フラップオペ)は保険が適応されます。
基本的には歯周病の進行で失われた骨や歯ぐきは回復しません。しかし、歯周病により失われた骨も歯ぐきもケースによっては、歯周基本治療や歯周外科処置を行うことで、歯周組織の回復が可能です。しかし、歯周組織は破壊される前の状態には戻りません。
この破壊された歯周組織を再生させるのが、歯周組織再生療法です。
「エムドゲイン・ゲル」というジェル状の歯周組織再生誘導材料を歯根に塗って、歯周組織を再生する治療法です。
このエムドゲインの主成分は、子どもの歯が生えてくる時に重要な働きをするタンパク質です。エムドゲイン・ゲルは、幼いブタの歯胚(歯や歯周組織のもととなる細胞の集まり)からこのタンパク質を抽出・精製して作られます。これを塗布することで、初めて歯が生えたときと同じような、しっかりした付着機能をもつ歯周組織の再生が促されます。
エムドゲイン療法は、最も安全な歯科再生材料とされています。
骨は粘膜に比べて、再生に何倍もの時間を必要とします。そのため、歯周組織を再生する際には、先に粘膜が再生してしまいます。
そのため、「メンブレン」と呼ばれる人工膜を歯肉と骨の間に挿入し、骨の欠損部分に粘膜が侵入するのを防ぎ、歯周病によって溶けてしまった歯根膜や骨などの歯周組織の再生を促す治療法です。
インプラント治療の成功へと導くためには、インプラント体を適切な深さ、幅に埋入するための歯槽骨の幅や量が必要となります。しかし、現状では骨量が不足している患者様は多くいらっしゃると思います。
その場合、インプラント治療は不可能かというとそうではなく、骨料が不足しているところに骨に置き換わる薬剤を使用して骨を造ることが必要です。それが骨造成手術です。
インプラント治療を長期的な安定したものとし、また明るい食生活、素敵な笑顔を長く保つためには非常に有効な方法です。
ソケットプリザベーションとは、骨の吸収を防止するために、抜歯の時点で人工骨や骨補填材などを「穴」に入れて骨を再生させる方法です。
抜歯をすると、歯があった場所に「穴」があきます。この「穴」を抜歯窩(ばっしか)と言います。抜歯をした周囲の骨は時間とともに周りの骨の吸収が進み、痩せて薄くなってしまいます。骨が痩せて薄くなるとインプラントを埋め込むことはできません。
骨が痩せて薄くなる前に予防的にソケットプリザベーションを行えば、骨の吸収を抑えることができるというわけです。
上顎骨の内部には上顎洞と呼ばれる大きな空洞が存在します。
この空洞は様々な要因がきっかけとなり、拡大する傾向を持っています。
更に歯がなくなると歯槽骨も吸収しますので、上顎においては歯槽骨側と上顎洞側から骨吸収が進行することも少なくありません。そこで、膨らんできた上顎洞に移植骨や骨補填剤は最近ではインプラント本体の一部を挿入して、上顎洞の底部分を押し上げる技術が開発されました。これが上顎洞底挙上術(サイナスリフト)です。
歯がそろっているときの上顎骨(右側)
歯がなくなると、歯槽骨の吸収が進行します。上顎の場合は、図のように上顎洞の拡大も進行する可能性もあり、歯槽骨はさらに薄くなります。
歯槽骨の骨量が少なくなると、図のように必要なインプラントが埋入できなくなります。
歯槽骨の薄い部分の上顎洞底部に移植骨や骨補填材を填入します。
この時、インプラントを同時に埋入する場合と、インプラントは骨の造成が完了してから行う場合とがあります。
骨があまりにも薄い場合は、インプラントの固定ができないので、後者の方法を洗濯します。
インプラントが生着したら、人口の歯を製作し、装着します。
ソケットリフトとは、上顎の骨の厚みが4~5mmほどある場合、直径3.2mmほどのインプランを埋め込む穴を開け、将来、骨になる物資(人工骨)を入れ、少しずつシュナイダー膜を押し上げていき、骨の移植と同時にインプラントを埋入できる方法です。
ケースによっては、骨になる物質(人工骨)を入れず、シュナイダー膜を押し上げるのみの方法で手術を行う場合もあります。
専用ドリルを用い、上顎洞の粘膜を傷つけずに上顎洞底の骨に直径3.2mmの穴を開けます。
専用ドリルを用いて、人工骨を入れる場合とケースによっては、粘膜を押し上げるだけの手術を行う場合があります。
人工骨によって、上顎洞の粘膜を押し上げます。
インプラントを埋入します。
GBR(骨誘導再生)法とは、骨の幅や高さがない時に欠損した骨組織を再生させる治療法です。歯槽膿漏や虫歯で歯を失うと、歯を支えるという役目を終えた歯の周囲骨は萎縮していきます。そこにハイドロキシアパタイトなどの骨に変わる材料を歯と歯の間に埋めてあげると、骨様の物質が出来るという結果から整形外科や歯科で注目されている治療法です。インプラントの補強としても、良いと考えられています。
危険な粘膜疾患
初期は口内炎と区別がつきにくい
粘膜疾患とは、口の粘膜(舌・頬・口蓋・口底・口唇・歯肉など)に、炎症(口内炎など)や腫瘍(口腔癌など)、アレルギー症状などが出る疾患です。
口腔内の粘膜は歯や飲食などによる刺激を受けやすく、また多くの常在菌が存在しているため、安静を保つのが難しいのが特徴です。
そのため症状が変化しやすく、診断が困難な場合があります。腫れているのか、えぐれ(腫瘍)はないか、変色部位などをチェックし原因を突き止め対処していきます。
少しでも気になることがあれば診察を受けることが大切です。